freeeの取引先マスタを選択肢として使う

Tips

例えば、スプレッドシートでこのような案件管理を行っているとします。

このとき、取引先名を営業担当者が自由に入力すると、freee側に登録した取引先マスタとズレが生まれてしまい、のちのちの集計がやりづらくなったりします。

ここでは、「freee Data Getter for Google Sheets」のマスタ連携機能を使って、この項目を選択肢形式でfreeeとズレがないようにする方法をご紹介します。

また、この方法では「取引先の取得」機能しか使いませんので、本アドオンの無料プランの方でもご利用できます。是非ご活用ください。

取引先データを取得する

まずは、案件管理表があるスプレッドシートで本アドオンを有効にします。

メニューの「マスタ連携シート新規作成」から「取引先」を選択します。

シート作成画面になったら、画面の通りに入力を行います。

ここでは、いくつかおすすめの設定をご紹介します。

自動更新設定

自動更新設定は「使用する」にして「毎時0分」とします。

これにより、freeeで追加・変更された取引先情報をほぼリアルタイムで反映させることができます。

出力項目設定

今回はこの設定は「取引先名」だけを選択します。

「決定」をクリックしてデータを取得

この設定で案件管理表の横のシートに、取引先マスタが取得されるようになりました。

このマスタは、毎時0分に自動でfreeeから取得されます。

取得したマスタを選択肢にする

では、先ほど取得したマスタを案件管理表に組み込んでいきます。

案件管理表の取引先名が入るセルを選択し、「データ」から「データの入力規則」を選択します。

右側のサイドバーで入力規則の設定画面が出ますので、条件で「プルダウン(範囲内)」を選択し、先ほど取得した取引先マスタの、取引先名が入っている列を選択します。

完成!

これで、freeeのリアルタイムの取引先マスタを使って案件管理表の取引先名を入力できるようになりました。

また、今回はこれを案件管理表でやりましたが、「クライアントごとの立替経費表」など別の業務でも同じことができます。

さらに、取引先ではなく品目や勘定科目など、他のマスタでも同様のことが可能ですので、ぜひいろいろな業務効率化で使ってみてください。